その２年後に父親を思って家を捨て、イスラポルトへ渡る。イスラポルトで職探しの途中、
　ブラックマーケットの人間を捕まえたがその夜に闇討ちを受け、捕らえられる。
　ブラックマーケットの人間に自分の能力を買われハンターへの嫌悪をエサに、
　闇の世界で生きることになる。
　（ちなみにそのブラックマーケットはニーズさえあれば人の命までも商品棚に並ぶ事は珍しくない。）
　その間に直接であれ間接であれ、無数の暗殺、窃盗、侵入、密輸、偽造、誘拐等の
　反社会的な行為を繰り返した事は想像にかたくない。

　その数年後に大破壊で世界と供にブラックマーケットが崩壊し、故郷へ戻るが父は既にいなかった。
　混乱に乗じて略奪や殺人が平気で繰り返されると言う変わり果てたタイシャーで今まで
　培った闇の技術を使い、町の人の生きる意思の奪還を行う。
　平気で略奪や殺人を行う彼らを見て今、自分がどんな人間なのかを悟ると一生をかけて
　支払わなければならない過去への賠償を清算する為に義賊として生きることを決心する。

　そんな義賊としての生活中、大破壊以前の技術に目をつける。

　大破壊以前の技術から大破壊の原因を取り除き、復興させれば遅かれ早かれ世界は戻ると言うこと
　を信じ、義賊に加えて探索者として生きる。
　（そして探索中にヘマを犯し、逃亡して森林管理局に逃げたはいいが今度はアリに捕まり奴隷として
　生きるがハンターに助けられ、その後行方不明になったと言うのは今でもハンター達の間で
　語り草になっている。）


・補足
　「ガウスハンドガン」
　見た目がシグ・ザウエルの銃身を少し長くした物。
　射程こそ短いがアルミやチタン、ニッケル等で加工された金属弾を打ち出す。
　（弾丸の種類によって材質が違う。通常はアルミ製の弾。）
　火薬を必要としないので射出時の音は全く出ないし薬莢も飛ばない。
　仕組みとしては磁力誘導で弾丸を射出するので初速が通常とは桁違い。
　時折特殊な弾丸を使い、それは磁力遮断加工されたネジ状のネオジム磁石の弾丸である。
　この弾丸を使用した場合、命中した際ネジが食い込み金属加工が破壊され磁石が露出し、
　命中した部分を中心に強力な磁場が生まれる。
　これにより機器類を破壊することが可能。
　構造上最大装填弾数が4発までしか入らない上に速射が出来ない

　「耐極限地帯ハンディコンピュータ」
　いろんな状況や場所を想定して生み出されたコンピュータ。
　内臓プログラムは主にパスワード解析やデータ改竄コードと電卓。
　衝撃や圧力に強くとにかく頑丈。でも厚くて重い。
　稼働時間もバッテリーだけでは１時間未満。
　耐久性は一応ガウスハンドガンの直撃には耐えた。が、磁力には負けたことを付け加えておく。
　ハンディコンピュータの用途は二つ。
　PRM：通常使用　SCD：クラブ(頑丈なのを利用して相手にめがけて振り下ろす)

　「泥棒道具」
　文字通りの泥棒道具。
　ロックピックや銅線、ガラスカッター、フックつきチタンワイヤー、手鏡、　折畳式マルチドライバー等と
　侵入する為の道具だけが入っている....。


・一言
　『世の為人の為自分の為！しかしアリの為には働かん！』